実制作で最大の苦労はトータル250枚にも及ぶ原画をデジタルで彩色する作業だったが、提出直前の徹夜に次ぐ徹夜で何とかギリギリ講評に間に合わせた記憶がある。 仕上げた映像に曲を合わせてみた瞬間、事前にイメージしていた以上にバッチリはまって見えたのは自分でも驚きだった。この「走れ!」は2年経った今改めて思い返してみると、制作するにあたってのあらゆる制約が全て良い方向に働いた、そんな幸運な作品だったと思う。(2005.2)